
ホームシアター初心者向けに機器の選び方を紹介(2022年版)
映画好きなら「自宅でも映画館のような環境で観たい」という夢を持つ人もいると思います。
私は新築の家づくりを進める中で「必ずホームシアターを作るんだ」と意気込んでおりました。


いろいろ調べましたが、やはり機器によって値段はピンキリです。
種類がありすぎてたくさん迷いましたが、私が導入したホームシアター機器は結果的にかなり満足するものになりました。
そこで本記事では、機器の選び方のポイントとホームシアター初心者が何にどれぐらいの費用をかけたらいいのかを私の体験も交えながら紹介していきます。
- ホームシアターで何にどれぐらいの費用をかけたらいいのか知りたい方
- ホームシアター入門レベルの予算が知りたい方
- ホームシアターの機器の選び方を知りたい方
- おすすめの機器を知りたい方
本記事を読むことで、ホームシアター導入に向けて機器の選び方とそれに合ったおすすめ機器を知ることができます。
少しでもご参考になりましたら嬉しいです。
目次
ホームシアターに必要な機器
まずはホームシアターに必要な機器について。
- スピーカー
- プロジェクター
- スクリーン
主に上記の3つです。
ただスクリーンについては、初心者は必ず必要になるかと言うと、そうでもありません。
私はホームシアターが初めての人であればスクリーンは必要なく壁で十分だと考えています。
以下に詳しく述べた記事を載せますので、ご参考にしてください。

スピーカーの選び方と予算

スピーカーもたくさん種類がありますし、値段もピンキリです。
やはりどれにしようか迷いますよね。
私は予算として10万円はできればあるといいなと思います。
なぜなら初心者におすすめしたいスピーカーの条件が以下の2つだからです。
- サブウーファーがあること
- リアスピーカーがワイヤレスで接続できること
サブウーファーは重低音専門のスピーカーです。
リアスピーカーは名前の通り、後ろに置くスピーカーです。
これらの条件を満たそうと思うと、2022年12月時点では約10万円はかかります。
私のスピーカー体験
私はホームシアターを作る前は、テレビに5.1chサウンドバー(Pioneer HTP-SB760)をつないで映画を観ていました。
(ちなみに5.1chとはスピーカーが5つ、サブウーファーが1つを表しています。)
上記のサウンドバーは、前方にスピーカーが5つあり、仮想的にサラウンドシステムを作り出す機能がありました。
音の跳ね返りなどを利用して後ろからも聞こえてくるようにする機能です。
技術的にはすごい印象をもちますが、実際に使用してみると音に囲まれている感じは正直あまりしなかったです。(あくまで個人の感想です。)
つまり、前方のスピーカーだけだとサラウンド効果はあまり得られないということです。
上記のサウンドバーは、5つのスピーカーのうち2つを取り外すことで、リアスピーカーとして設置することも可能でした。
しかし、私はしませんでした。なぜなら、コードがたくさんあり接続するのがめんどくさかったからです・・・。
結局スピーカーは前方だけになっており、リビングテレビのスピーカーとして現在使用しています。
一方で、サブウーファーは初めての体験ともあって、その音にとても驚いたのを今でも覚えています。
テレビの音より音の厚みが格段に増します。
「こんな音まで出ていたの!?」と本当に驚きました。
大好きで何度も観ていた映画「Back to the Future」であっても、新鮮な音の数々でさらに嬉しくなっていました。
この体験から、以下のことを学びました。
- スピーカーにはサブウーファーが欠かせないこと
- リアスピーカーがある方が良いこと
- ワイヤレスに接続できると便利であること

スピーカーの初心者おすすめ機器と価格
ホームシアター初心者におすすめするスピーカーは上記のことを踏まえると、ずばりSONY サウンドバー「HT-Z9F」です。
2022年12月現在でリアスピーカーと合わせて約12万円あれば購入可能です。
私がホームシアターを作るにあたり購入しました。
HT-Z9Fをおすすめする理由は、サウンドバー、サブウーファー、リアスピーカーがそれぞれワイヤレスで接続できるからです。
コンセントに差すだけでワイヤレスに接続されます。

上記の写真のような配線です。あとはプロジェクターと繋ぐだけ。
簡単すぎて、あっという間です。使用中の接続も今のところ切れたことがなく安定しています。音ズレもありません。
リアスピーカーがワイヤレスで接続できる商品は、SONY以外にもBOSEなどからここ数年で発売されるようになりました。
入門レベルの価格になると「HT-Z9F」のセットだと思います。(ちなみにBOSEは15~30万円ぐらいします。)
初心者に本当におすすめのスピーカーセットです。
リアスピーカーがあることで、360°音が聞こえて自分を包みます。それによって、臨場感がぐっと上がります。
プロジェクターと両方一気に買うのではなくて、まずはスピーカーを購入するというのも十分ありだと思います。
プロジェクターの選び方と予算
ホームシアター初心者のプロジェクターの予算は、私としては10万円はかけるつもりであっていただきたいです。
安い商品がある中で勇気のいる値段ですが必ず満足できるものと思っています。
プロジェクターの種類はたくさんありますし、機器によって価格の振れ幅が大きいです。
どれにしようか迷ってしまいますよね。
映像にどこまで求めるかで機器をある程度絞ることができます。主に考えるポイントとしては以下の3つです。
- 国内メーカーか海外メーカー
- 4K(UHD)対応にするかどうか
- コントラスト比はどのくらいにするか
他にも考慮する性能がありますが、上記の3点について決めることで、かなり商品は絞ることができます。
3点について具体的に以下に述べます。
メーカーは国内一択
私は国内メーカーをおすすめします。
たしかに海外メーカーは安いです。
機能も国内メーカーと比べて遜色ないように見えます。
しかもAmazonのレビューでは割と高評価なものが多いです。
しかし、プロジェクターは精密機械です。
不具合があった時のサポートが海外メーカーだと受けづらい可能性があります。さらには以下の画像をみてください。



これらは私が参考にしているサイト「Amazonレビュー探偵」の調査結果です。
これによると、高評価に見えていた海外プロジェクターのレビューは軒並み信用度が低いです。つまり、サクラのレビューが多いということです。
一方で、国内メーカーは以下の通りです。

国内メーカーもサクラがないわけではありません。
相対的に見れば、国内メーカーの方が信頼できる商品は多いように感じます。
このあたりはご自身でさらに調べてみるとより良いと思います。
国内メーカーの値段はやはり海外メーカーに比べると何倍もしてしまいます。
しかし、安心と信頼は国内メーカーが圧倒的だと思います。
- EPSON
- SONY
- CASIO
- Panasonic
- ASUS(エイスース)
- Acer(エイサー)
- NEC
- CANON
- RICOH
- HITACHI
これらに加えBenQ(ベンキュー)もありますが、もとは台湾メーカーです。
上記サイトによると、家庭用プロジェクターのシェア率の半分以上はEPSONだそうです。
4K(UHD)対応は、現時点では不要
Amazonのプライムビデオやネットフリックスなど、動画配信サービス(VOD)がかなり普及してきました。
AmazonのFire TV Stickはプロジェクターに差し込むだけで、動画配信サービスが利用できます。(もちろん動画配信サービスの会員登録は必要です。)
動画配信サービスのおかげで多数の映画が手軽に観られるようになりました。
しかし、映像の画質はフルHD対応の作品がほとんどです。
上位画質の4KやUHD(Urtra HD)に対応している作品はまだ少ないです。
Blu-rayにしても4K(UHD)版はまだ高いです。
これらのことから、2021年時点ではプロジェクターの4K対応は不要だと考えられます。
よってプロジェクターはフルHDに対応していれば十分だと思います。
コントラスト比は「10000:1」以上
コントラスト比とは画面の明暗の比率です。
この数字が大きいほど明暗がはっきりするため、よりメリハリのある映像になります。
家庭用プロジェクターの場合、「10000:1」以上のコントラスト比を持っているプロジェクターを選ぶことでメリハリのある映像が楽しむことが出来ます。
引用元:PROJECTOR「プロジェクターの上手な選び方」
コントラスト比が10000:1は一つの目安になりそうですね。
プロジェクターのおすすめ機器と価格
ホームシアター初心者のおすすめプロジェクターは上記のことを踏まえて、私が2021年8月時点で以下の3つです。

ちなみに3番目に紹介しているものは私が購入した機種です。
人生初のプロジェクターです。
使っていて「プロジェクターで映画を観ることができて本当に嬉しい」といつも感じます。
大満足の機種なので特におすすめです。
本体価格:約8万円
本体価格:約9万円
本体価格:約11万円
まとめ:ホームシアターの機器選びはポイントを決めれば見えてくる
ホームシアターは本当に素晴らしい映像体験ができます。
映画館が自分の生活空間に入り込んだようになり、映画鑑賞の質が高くなるのは間違いありません。
まさに自宅が映画館になります。
そのためにホームシアター初心者が後悔しない機器選びのポイントは以下の通りです。
- サブウーファーがあること
- リアスピーカーがワイヤレスで接続できること
- 国内メーカー
- 4K(UHD)対応は不要
- コントラスト比は10000:1以上
ホームシアターを作りたいなと思われた時、本記事のことが少しでも参考になりましたら嬉しいです。
本記事を読んだ人は以下の記事も読んでいます
本記事についてのコメントをぜひお願いします
