
プロジェクターから投影するのはスクリーンにする?壁にする?
ホームシアターというと、いろいろな機材を用意しないといけないですよね。
プロジェクターはもちろん必要ですが、スクリーンをどうするかが一つ悩みどころでもあると思います。
スクリーンはいろいろなサイズがあります。
調べてみると、小さいものは50インチで大きいものは300インチまであるようです。
参考記事:シアターハウス「スクリーンサイズ一覧表」
しかし、プロジェクターは必ずしもスクリーンに投影しなければならないというわけではないです。
壁に投影するということもできます。
- ホームシアターの導入を初めて考えている方
- プロジェクターに投影するのは壁でもよいか迷われている方
結論から述べると私は「壁に投影しても十分満足できる」と感じました。
むしろ壁に投影することをおすすめします。本記事を読むことでスクリーンにするか壁にするかを決断する一助になれば嬉しいです。
壁をおすすめする理由
ホームシアター初心者に壁投影をおすすめする理由は4つあります。
以下に詳しく述べていきます。
壁に投影しても違和感がない
2020年1月現在、プロジェクターで最高の解像度は4Kです。しかし、そういったプロジェクターは国内メーカーであれば20万円以上します。
きっと本記事を読まれている方は、プロジェクターの解像度はフルHDで十分かと思います。
私はEPSONの「dreamio EH-TW5650」(2500ルーメン 60000:1 フルHD )を買いました。
価格は2020年1月時点で約12万円です。
このプロジェクターを壁から約3m離して投影したものがこちらです。

画像では、よく分からないかもしれませんね・・・。
壁紙は白色で凹凸がたくさんありますが起伏は小さめのものです。
映した時に壁の凹凸が気になるかなと思いましたが、全然気になりませんでした。
映画の字幕も普通に読めます。

上記の画面を至近距離で撮影してみました。
これぐらい近づくと、投影画像の粗がさすがに分かりますが、それはテレビ画面でも同じですよね。
至近距離ではなく、通常の距離であれば違和感なく映画やドラマを観ることができています。スクリーンのように設置しなくて済む

スクリーンの設置方法は主に3通りあります。
- 床に置いて引き上げるタイプ
- 天井から吊るすタイプ
- 壁に貼るタイプ
それぞれ長所短所があります。
スクリーンにするならば、設置方法も決めなくてはなりません。
しかし、壁に投影するならば考える必要はなくなります。
投影サイズを気にしなくても良い
スクリーンはサイズが決まっていますよね。
映したサイズがスクリーンのサイズと合っていないとそれだけで違和感につながります。
また、枠の中におさめないといけないので、壁投影に比べると微調整が必要になってきます。
気にしない人はそれで良いのですが、ピタッと合っていないと私はもったいない気がします。
壁だとスクリーンサイズを気にすることなく、目いっぱいに大きくすることができます。4K(UHD)作品が少ない
フルHDの上位が4KやUHD(Urtra-HD)です。
2020年1月現在、Amazonプライムやネットフリックスなどの動画配信サイトにおいて、4K(UHD)作品はまだ少ないです。
Blu-rayであってもUHDバージョンはまだ値段は高いです。今後4Kぐらいきめ細かな映像が当たり前のように配信されるようになると、4Kプロジェクターの需要も高まり、値段も下がってくると思います。
超近距離で映画鑑賞し、細部までエッジの効いた解像度を求めるなら4Kプロジェクターとスクリーンは必須だと思います。ただし、現在は何を観るにしても値段が高くつきます。そこまで求めないのであればまだ壁で十分だと思います。
デメリットを考慮しつつ、壁投影を楽しもう
壁に投影する良さや理由を述べてきましたが、デメリットや気を付けなければならない点もあります。
以下の3つが考えられます。
- 壁に背の高い棚や物が置けない。(映すスペースの確保が必要)
- 壁紙が白色やそれに近い色(灰色など)であると良いこと。
- 壁紙の凹凸の起伏が小さければ良いということ。
これらがクリアできるのであれば、投影するのは壁で十分だと思います。
ちなみに、プロジェクターは高価なので購入前に試すといいです。
プロジェクターを扱っているオンラインレンタルショップやメーカーのレンタルサービス(EPSONなど)を利用して、壁投影できるか判断してみましょう。
レンタルショップ
APEX公式サイト

メーカーのレンタルサービス
主なメーカーだとEPSONがやっているみたいです。