
子供の目覚めはたった2つのポイントで変わる。
子供には、自分で起きられるようになってほしいですよね。
目覚め方は、たった2つのポイントさえ押さえていれば、子供自身が自分できっと起きられるようになります。
このポイントは科学的な知見から考えています。
参考としたのは以下の二冊です。
それでは、まずは起きられないデメリットから述べます。
子供が自分で起きられないのはデメリットだらけ

学校に行く準備があるのに、まだ起きてこない。
朝ごはん作り終えているのに、まだ起きてこない。
とりあえず階段から部屋に向かって大声で呼ぶ。

待っても来ないから、自分の支度は後回しで子供部屋に行く。
ドアを開けると、子供はベッドの中で爆睡中…。
明かりを付けて、名前を呼ぶも返答なし。
布団をはいで、ようやく起きるが機嫌悪い。
そこから自分で歩いてくれたらまだマシだが、「ねむい…」とか言って縮こまる。
ベッドから引きずり出して、引っ張って食卓へ向かう…。

この間、どんなデメリットがあるか以下にまとめます。
- 自分の時間がとれない
- 作業がはかどらない
- イライラする
- 予定が狂う
- 下手すれば、子どもが一人で起きる習慣がつかない
などなど、朝から子どもが起きてくれないだけでいろいろデメリットがあります。
デメリットをどう解消したらよいでしょう。
子供の目覚め方を2つのポイントから変えることで改善できます。目覚め方を変えるおすすめポイント2点
朝の目覚めがスムーズになるほど、起きやすくなります。
ポイントは以下の2つです。
- 部屋を明るくする
- 目覚まし時計の音は20分ごとに鳴らす
部屋を明るくする


そう思ったかもしれませんね。
かなり簡単なことですよね。
部屋を明るくすることで、朝の目覚め方は全然違います。でも、「なぜ明るくした方がいいのか」科学的に説明できますか?
これは人間の体内時計が関係しているからです。
●体内時計と光の関係
実は、人間の体内時計は24時間ではありません。わずかに24時間より大きいです。
そのため、朝目覚めるリズムと起床時間とにズレが生じることがあります。
しかし、その体内時計をリセットする方法があります。
それは、日光を浴びること。
日光を浴びることで体内時計はリセットされます。それは、体内に「セロトニン」という体を目覚めさせるホルモンが分泌されるからとされています。
日光と同じくらいの光でも代用可能。具体的には2,500ルクス以上あれば良いとされています。

だいたい野球場のスタンドぐらいの明るさ。(そこまで気を回さなくても良いと思っています。とにかく部屋が明るくなればOK)
このぐらいの明るさを朝に浴びると良いです。


そこで、部屋の日当たりや季節に関係なく、起床時間が来ると明るくなる目覚まし時計があります。
音も流すことができますが、明かりだけ点けて照らす使い方をおすすめします。
(※音については後述します。)
これがあるだけで、ずいぶん朝の目覚めは変わります。

目覚まし時計の音は20分ごとに鳴らす

目覚まし時計の音は起床時間がきたら、20分ごとに鳴らしましょう。
●なぜ20分なのか。~ ノンレム睡眠とレム睡眠 ~

睡眠の深さは2種類あります。ノンレム睡眠が深い眠りで、レム睡眠が浅い眠りです。
人間の睡眠はこれを交互に繰り返すサイクルで眠っています。
昔は90分ごとのサイクルと言われていましたが、最近の研究でそうではないことが判明。
眠りについてから6時間ぐらい経つと、20分周期で繰り返すことが明らかになりました。(もちろん個人差や体調によってバラつきはあります。)
このことから、20分ごとに音を鳴らすと良いのです。
つまり、起床予定の時間に鳴らしますが、それでも起きない場合は深い睡眠。しかし、20分後には浅い睡眠になっているので、そこで目覚ましの音があれば起きやすくなります。
【コツ】目覚まし時計の音量
さらに良い目覚めのコツとして、目覚まし時計の音量にも気を配ると良いです。
というのも、ノンレム睡眠のときに大音量で無理やり覚醒させるのは、体に負担をかけ、目覚めも良くありません。
1回目の目覚ましは小さめすることです。2回目以降は音量を上げて構いません。
- 音量小・・・起きればgood。起きなければ深い眠り。
- 音量大・・・1回目で起きなければ、このときには浅い眠りになっているはず。
以降起きるまで、20分ごとの繰り返し。
このように、小さい音量から鳴ることにし、20分ごとに音が鳴るようにすれば、睡眠のサイクルに合った目覚めを狙うことができます。
まとめ:光と音を活用することで、より良い目覚めへと導くことができる
2つポイントを意識して変えるだけで、子どもの朝の目覚めは変わります。
自分で起きてくれる習慣が付いてくれると良いですね!